残像を残しながら別の画像に切り替える
今回は、ボタンをクリックすると、現在の画像の残像を残しながら別の画像に切り替えるテクニックを紹介します。JavaScriptの記述が必要ですが、たいして難しくはないので比較的初心者の方でも実践できると思います。ぜひ、チャレンジしてみてください。

→ 画像の表示領域を確保する
 
まずは画像を表示するための領域を確保します。これは、普通にIMGタグを記述するだけでOKです。ここでは、最初に表示しておく画像ファイルをsrc属性で指定し、id属性でIMGタグ自体に名前を付けておきます(今回の例では「imgframe」という名前を付けました)。また、画像の切り替えには「filter:blendTrans」を使用するので、これをstyle属性であらかじめ指定しておきます。
<IMG src='img01.jpg' id="imgframe" style="filter:blendTrans">


→ 画像切り替え用のボタンを作成する
 
続いては、画像を切り替えるためのボタンを作成します。これにはINPUTタグを利用します。ボタンをクリックした際に画像を切り替えられるようにonClickイベントを追加し、自作のJavaScript関数「imgchange()」を呼び出します。関数の引数には、そのボタンをクリックした際に表示させる画像のファイル名を記しておきます。
<INPUT type="button" value="image01" onClick="imgchange('img01.jpg')">
<INPUT type="button" value="image02" onClick="imgchange('img02.jpg')">
<INPUT type="button" value="image03" onClick="imgchange('img03.jpg')">


→ 残像を残しながら画像を切り替えるJavaScriptを記述する
 
あとは、残像を残しながら画像を切り替える自作のJavaScript関数を記述すれば、ページの完成です。最初に「var time=3;」として変数timeに3を代入していますが、これは画像切り替えに要する時間(秒)の設定です。好みに合わせて好きな値を指定してください。続いて、自作関数で画像表示枠に「filters.blendTrans」を適用します。この手順は、「ID名.filters.blendTrans.Apply();」で初期化し、「ID名.filters.blendTrans.duration=time;」で時間を指定、「ID命.src=imgfile;」で変更後の画像ファイルの指定、「ID名.filters.blendTrans.Play();」で画像の切替を実行、となります。

なお、「filters.blendTrans」が有効となるのは、Internet Explorer 4.0以降だけです。Netscapeなどのブラウザでは、今回紹介するテクニックが正しく機能しないことに注意してください。
<SCRIPT language="JavaScript">
<!--
var time=3;
function imgchange(imgfile){
  imgframe.filters.blendTrans.Apply();
  imgframe.filters.blendTrans.duration=time;
  imgframe.src=imgfile;
 imgframe.filters.blendTrans.Play();
}
//-->
</SCRIPT>


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